育成研修と取り組み

薬剤師在宅初期研修

在宅医療は初めて!という薬剤師の方は多いのではないでしょうか?初めてでも安心して働けるように、入社するとすぐに様々なカリキュラムを通じて在宅薬剤師の1歩を踏み出します。

  1. オリエンテーション
  2. 在宅0→1への基礎研修
    • 医療業界の変革
    • 薬局業界の変遷
    • 在宅にあって、病院にないもの、外来にないもの
    • 連携ってなあに? など

新卒、中途に限らず当薬局の理念、今から始まる在宅医療の世界について、 薬局がこれからどう変わっていくのか理解してもらい、患者の気持ちを理解できる薬剤師像を育成するステップを踏みます。調剤手技ももちろん丁寧に教えます。
その後色々な先輩薬剤師と現場に同行して在宅を肌で感じていただき始まる前の悩み、不安も解消しながら現場に独り立ちしていきます。

入社後1年研修

在宅訪問してどのようなことに苦労しているか?

在宅では、良質なサービスを続けるために薬剤師の仕事の見直しが必要となります。患者さんの笑顔を、満足した人生を見送るためには在宅薬剤師自身が不安なこと、悩んでいることが何なのか?を知って取り除く必要があります。
在宅では自分の努力でなんとかなることと、先輩やまわりの方の意見を参考にすることで助かることもたくさんあります。ひとりで頑張っているわけではないのです。
在宅訪問のよくある問題をピックアップしながらさらに充実した在宅薬剤師を楽しんでいただくようにする研修です。

在宅医療研修(多職種合同研修)

在宅訪問医師、訪問看護師などを講師として招聘し、日頃聞けないような医師としての薬の選択判断、患者を看取るということに対する考え方など色々な角度から考えらえる在宅薬剤師育成に力をいれています。もちろん、医師だけでなく現場に出ると看護師さんからたくさん学ぶことがあり、処置のやり方をどういう視点でやっているのか?を学び、それから推察すること、できることを身につけていきます。
また外部で研修を受けてきた薬剤師が、薬局の薬剤師に限らず、医療事務も含めた全員で考える薬局内研修も実施しており、日頃からみんなで支えようという意識を常にもつようにしています。

在宅訪問医師による勉強会
多職種合同検討会
薬局内 グループワーク研修

エンドオブライフケア研修

在宅看取りに関わる以上、医療人はもちろんですがひとりの人間として、ひとりの人生を見送るにふさわしい関わり方ってどうすれば良いのか?入社してきた薬剤師はみなそこに悩みます。悩むことは素晴らしいことであり、その問題解決のキッカケとなれる精神的ケア研修をご用意しております。日頃連携している医療機関のスタッフも参加する外部研修ですが、職種を問わずみんなでスキルアップを目指し、明日の患者さんの人生を豊かなものに変えていきます。(入社2年目以降)

在宅ホスピスフェスタ等 市民活動への参加

一般市民や医療関係者向けに在宅で看取る素晴らしさを普及するための市民活動の一環として薬剤師全員で参加させていただいています。チラシ作りからパネル展示参加、発表も含めて学会のような、でも一般市民や学生さんまで参加する北九州市共催の一大イベントです。日頃からの顔見知りの患者さんやご家族さん医療関係者とお会いすることもあり、楽しくみんなで盛り上げます。

月1回の全体会議、毎週の薬剤師会議(薬剤研修・事例検討・情報交換)

当薬局では、医療事務さんも含めたみんなで問題解決やよりよいサービスを向上させるための全体会議を月1回やっております。内容は社内連携のあり方や、新たな仕組み作り、問題分析と色々です。薬剤師にいいにくいとかはなく、医療事務からも積極的に意見があれば組織成長のためにみんなで考える場があります。
また、当薬局では薬剤師が訪問して自己消化できていないこと、悩み、日々の訪問を充実化し医師、看護師の必要不可欠なパートナーとなるべく研鑽のための事例検討などを週1回薬剤師だけの会議を実施して連携を密にしております。

見学・講義

最近では高校生など在宅やオンライン診療に興味を持った学生さんなども勉強しに来られたり、全国的に有名な在宅医師が見学に来られたり、県外から薬剤師が見学に来たりと常に成長し続ける薬局でありつづけています。
地元高校からの招待もあり在宅医療に興味のある学生に講義することもあります。
次世代の目指すべき医療人の在り方の参考になれるように邁進しております。

愛媛県たんぽぽクリニック 理事長 永井康徳先生
近隣の高校生に在宅医療の講義
在宅医療を学びにきた高校2年生による感想文

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