1年目の在宅薬剤師インタビュー

薬剤師 Y・T 先生(薬剤師歴 19年目)

今まで勤務していたところは
どんなところでしたか?
調剤薬局(総合病院、小児科、内科、胃腸科)1日平均70枚くらいで常勤薬剤師1名とヘルプ薬剤師1名でした。
今回転職を思い切ったきっかけはなんですか?
以前より在宅医療に興味があり、今までの職場では処方箋枚数が多く、一人一人の患者さんに関われる時間に限界を感じていました。
その点で、在宅専門の業務なので患者さんに深く個々のサービスをできるのではないかと思い転職を決めました。
池田薬局で在宅医療をしてよかったと思う事と現在悩んでいる事

池田薬局では個人宅の患者さんが多く、ターミナル、認知症、慢性期、難病(ALS)等様々で勉強になり、わからない事があれば先輩薬剤師が一緒に考えてくれます。

在宅医療は多職種の連携が大切で難しいところが今の悩みです。
今迷っている方へのアドバイス
薬剤師会議(週一回)やメーカーの勉強会など研修体制が整っているので、在宅医療が初めての方も安心して取り組めると思います。

薬剤師 A・I 先生(薬剤師歴 2年目)

今まで勤務していたところは
どんなところでしたか?
約1年間大手ドラッグストアの調剤薬局で勤務していました。敷地内薬局、門前薬局、面薬局など忙しい店舗に配属され、患者様に丁寧に説明するよりも、業務をこなす、処方箋をさばくことに必死になっていました。薬剤師になり本当にやりたかったことは業務をこなすことなのか?このまま何十年もこの仕事をするのか?と疑問に思いながら仕事をしていました。
今回転職を思い切ったきっかけはなんですか?
薬剤師になるという目標を達成し、薬剤師になってからどのようになりたいのかを考えた時に在宅医療の薬剤師に興味を持ちました。
お薬を渡した後、患者様は本当にお薬を飲めているのか?家での生活は?患者様ごとに合わせた服薬指導をしたいのでは?
そう思い患者様のお宅に訪問し、ありのままの姿を観察できることができる在宅医療の薬剤師に転職を決意しました。
池田薬局で在宅医療をしてよかったと思う事と現在悩んでいる事

在宅医療をしてよかったことは、担当の患者様を持てることです。2週間に1回定期訪問を行い、お話をしながら状態を確認でき、お薬のことはもちろん、生活で困っていることなど、なんでも気楽に相談できる関係になれます。患者様から美味しいご飯屋さんの情報や嬉しいお手紙を頂けることもあります。

悩んでいることは患者様の背景が様々で初めて訪問する際は不安になります。情報を読み込み、どのような患者様か想像をしてから訪問に行きますが、予想外のことがたくさん起きるため臨機応変に対応することが大変です。
今迷っている方へのアドバイス
在宅医療は一人一人の責任が大きいです。しかし、患者様を想う気持ちがあれば年齢や経験は関係ないと思います。
不安なことや悩むこともたくさんありますが、患者様や患者様の家族のために医師、看護師、ケアマネさんなど多職種の方と協力し、家に帰ってきてよかったと少しでも思ってもらえるようにみんなで考えることができます。
在宅医療でここまで出来るのかと驚くことも多く、調剤室の中では経験できないことがたくさんあります。
是非少しでも興味がある方は在宅医療の世界へ挑戦してみてください。

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